子どもが小学生のうちから何を学び、どんなことを体験しておいた方が良いんだろう?
子どもの将来を考えた時に、そんな風に不安になってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。
子どもに将来困らないように生きていって欲しいと考えるのが、親心と言うものですよね。
この記事では、親が子どもに学んで欲しい分野ランキングのアンケート調査結果を元に、以下のような疑問を解決していきたいと思います。
- 子どもの将来のために学んでおくべき分野は?
- プログラミングはやっておいて損はない?
▼ 子どものプログラミング教室について学習内容や費用、選び方まで全体像を分かりやすくまとめた記事です。ぜひチェックしてみてください。

元エンジニア(プログラマー)
一児のパパ
30代後半でプログラミングを学び就職するも、もっと早くからプログラミングを学んでおけば良かったという自身の後悔から、小学生を中心に子どものプログラミング教室やプログラミングスクール、プログラミングのことを分かりやすく紹介しています。
プログラミングを学ぶことで、ワクワクしたり、夢が叶ったりする人が増えて欲しいと思っています。
親が子どもに学んでほしい分野ランキング
テックジム株式会社が行なった『おとなのまなびの実態調査』(調査対象:10代〜70代の男女500名)によると、「自分の子どもに学んでほしいと考える分野」は、以下のような結果となりました。

自分の子どもに学んでほしいスキルは?
1位 プログラミング・IT
2位 語学・翻訳
3位 簿記・会計
4位 デザイン
5位 マネジメント・ビジネス
6位 スポーツ
7位 医療・福祉
8位 法律・法務
このアンケート調査によると、プログラミング・I Tを子どもに学んでほしいと考える大人が最も多かったようです。
昨今のデジタル機器の普及やIT化、ビッグデータの活用・DX(デジタルトランスフォーメーション)と言った社会の変化に伴って、それぞれの職種に対しての魅力が変わってきているのかもしれません。
自分が社会に出て世の中を見渡してみた時、子どものうちからプログラミングやITの知識は身につけておいて損はないと考えている大人が多いということでしょう。

子どものうちから楽しみながらプログラミングを学んでいることに背中を押してもらえた気がして嬉しいな。
子供に学んで欲しいスキルを選んだ理由
アンケート調査に回答した方々は、自分の子供に学んでほしいスキルを選んだ理由として次のような理由を挙げています。
1位 将来性がある
2位 社会に必要とされている
3位 選択肢が広がる
4位 生活が安定する
5位 専門性が高い
6位 高収入が期待できる
では、プログラミング・IT分野が上で挙げられている上位3位までの理由について、実際はどうなのかについて見ていきたいと思います。
挙げられている理由が見通しとして間違っていなければ、子どもがプログラミングを学ぶことに意味があると言えるのではないでしょうか。
1. 将来性がある
プログラミング・ITスキルには、今後将来性があると言うことができます。
耳にしたことがある方も多いかもしれませんが、ICT(Information and Communication Technology)=「情報通信技術」の進化によって、今後これまで存在していた職業が変化していくと言われています。
将来、遅かれ早かれAI技術などの技術革新によって自動化が進むことで、私たち人間がおこなっている仕事が機械にとって変わられる時代が訪れます。
総務省の政策白書(「第1部 特集 人口減少時代のICTによる持続的成長」)によると、2015年に英国オックスフォード大学のマイケル・オズボーン准教授とカール・ベネディクト・フレイ博士、そして日本の株式会社野村総合研究所が行った共同研究で、日本の労働人口の約49%が就いている職業において機械に代替可能との試算結果が出ています。
の導入による職業の変化.webp)
上の図のように、AIの導入・活用が進むことで機械化が促進され、機械化可能性が高い職業の業務量が減少し下の2種類の仕事が新しく創出されると想定されています。
- 新しく創出されると考えられている2種類の仕事
-
- AIを導入・普及させるために必要な仕事
- AIを活用した新しい仕事
どちらの仕事も AI(Artificial Intelligence) =人工知能を駆使することになります。
では、AIはどのように作られるでしょうか?
そうです、現時点では AI はプログラミングで作られています。
将来、SF映画のようにAIが新たなAIをプログラミングする世の中がくるかもしれません。
また、プログラミングの領域はAIだけではないため、子どもの頃からプログラミングを学んだからと言って必ずAIプログラミングに携わるという訳ではないかもしれません。
ですが、プログラミングのスキルや考え方を身につけておくことで、AIプログラミングを学びたければ、学ぶハードルが格段に下がります。
このように、今後ICT化やAI化がさらに進んでいく中で、プログラミングには将来性があると言えます。

機械は苦手だけど、私も頑張れば将来困らずに済むのかな?

今のうちからしっかりと考え方の基礎を身につけてやっていけば、将来必ず役に立つわ!
2. 社会に必要とされている
プログラミング・ITスキルを持った人材は、社会に必要とされていて人材不足も叫ばれている状況です。
今や、プログラムは私たちの生活に欠かせないものとなっています。
普段意識をしていないと見落としがちですが、次のようなものは全てプログラムによって動いています。
- インターネットやSNSなどのWEBサービス
- スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末
- テレビや洗濯機、電子レンジなどの家電製品
- ATMや自動改札機などのITサービス
もしも、プログラムを書けるプログラマーがいなくなってしまったら、上のようなサービスを維持したり、世の中を劇的に便利にするような新しいサービスを生み出したりすることが難しくなってしまいます。
プログラミング・ITスキルのある人材は社会にとってなくてはならない存在なのです。

プログラミングスキルがあれば社会の役に立ちやすいんだね。
そんな社会になくてはならないプログラマー(エンジニア)ですが、社会に必要とされているにも関わらず、需要に対して今後人材が足りないと言われています。

経済産業省の調査によると、年々需要と供給の溝が広がり、2030年には最大約79万人のIT人材が不足してしまうという試算がされています。
今後もプログラマーなどのIT人材が社会に必要とされ続ける未来が見えますね。
3. 選択肢が広がる
プログラミング・ITスキルを身につけることで、選択肢が広がります。
今の時代、ITやネットと全く関わりが無い職場というのは限られるのでは無いでしょうか。
ほとんどの会社が自社のホームページを持ち、何か調べ物をしようとする時にもインターネットを使います。
プログラミング・ITスキルを身につけていることで、職場でできる業務が増え昇進しやすくなったり、よく言われるプログラミング思考で論理的に物事を考え、仕事の進め方にも良い影響や効果を与えることが可能です。
また、プログラミング・ITスキルがあることでプログラミング×○○のように分野を掛け合わせることで、新しいサービスを生み出しやすくなっていきます。

ロボットを使って社会に役立つ新しいサービスを生み出したいな。
子どもの将来を考えた時、自分の子どもにプログラミングを学んで欲しいという大人の気持ちが分かりましたね。
子どもにプログラミングを学ばせてみようかなと少しでも思われた方のために、下の内容をまとめています。

失敗&後悔しないプログラミング教室の選び方!役立つ3ステップ
気になる方はぜひチェックをしてみてください。
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