小学校からプログラミングが必修化されて、小学生向けプログラミング教室に注目が集まっています。
「子どもをプログラミング教室に通わせるかどうか迷っているけど、どんな内容なの?何をするの?」と疑問に思う方も多いと思います。
この記事では小学生向けプログラミング教室の内容について説明していきます。
一口に「小学生向けプログラミング教室」と言っても、プログラミング教室の種類や受講する学年、教室独自のカリキュラムやコースによっても内容が変わってきます。
プログラミング教室、ロボット教室やSTEAM教育の教室、パソコン教室と大きく4種類ある子どものプログラミング教室のうち、この記事ではプログラミングを中心に学ぶことができるプログラミング教室にフォーカスしてご説明します。
小学生向けプログラミング教室の内容は受講する学年や受講年数によっても内容が異なります。
教室によって授業内容の詳細は異なりますが、大まかなイメージとしては学年別に下のように大きくチャレンジ・基礎・応用の3つのステージに分けることができます。
- チャレンジ:幼稚園年長 〜 小学生低学年
- 基礎:小学生低学年 〜 小学生高学年
- 応用:小学生高学年 〜 中学生
では、それぞれのステージ毎に子どものプログラミング教室の内容を見ていきたいと思います。
▼ 子どものプログラミング教室について学習内容や費用、選び方まで全体像を分かりやすくまとめた記事です。ぜひチェックしてみてください。

元エンジニア(プログラマー)
一児のパパ
30代後半でプログラミングを学び就職するも、もっと早くからプログラミングを学んでおけば良かったという自身の後悔から、小学生を中心に子どものプログラミング教室やプログラミングスクール、プログラミングのことを分かりやすく紹介しています。
プログラミングを学ぶことで、ワクワクしたり、夢が叶ったりする人が増えて欲しいと思っています。
ステージ別子ども向けプログラミング教室の内容

小学生向けプログラミング教室の内容は、大まかに上のように3つのステージに分けることができます。
各教室の運営方針やカリキュラム、コースによって使用する教材は異なりますが、学年ごとに学ぶ枠組みはどの教室も似たような傾向があります。
チャレンジのステージではパソコンやタブレットの操作に慣れなれながら、ビジュアルプログラミングを使ってプログラミングの概念を学んでいきます。
コードプログラミング(テキストプログラミング)のような文字を使うプログラミングではなく、画面上のブロックを組み合わせながらプログラムを作っていきます。

簡単に操作ができるブロックを使って楽しみながら学べるようにしてくれているんだね♪
基礎のステージではチャレンジのステージと同じくビジュアルプログラミング言語を使いながら、プログラミングの基礎知識や考え方を身に付けていきます。
作りたいプログラムを作り上げるために必要な論理的に考える力や作りたいアイデアを実現するプログラミングスキルを伸ばしていきます。教室によってはタイピングを基礎から学ぶことができるカリキュラムで運営している教室もあります。
小学生の高学年からの応用のステージでは、ビジュアルプログラミングからコードプログラミングへとステップアップし、大人のエンジニアやプログラマーと同じように、コードを書いてプログラムを組んでいきます。
もちろん、小学生にとってコードを使ったテキストプログラミングは簡単ではありませんが、チャレンジや基礎で身につけた基礎知識を土台にステップアップしていきます。

コードプログラミングをやったことがないから、やってみたいな!
では、各ステージで学ぶ小学生向けプログラミング教室の内容を詳しくみていきたいと思います。
幼稚園年長〜小学生低学年向けプログラミング教室の内容
チャレンジ(幼稚園年長 〜 小学生低学年)がプログラミング教室で学ぶ内容について見ていきます。
- ビジュアルプログラミング
- パソコン・タブレット操作
主に上の2つを学ぶコースやカリキュラムがほとんどです。
学年が幼稚園年長〜小学生低学年の子ども向けのため、パソコンやタブレット操作に慣れていない子どもも多くいます。
そのため、教室によってはパソコンを使わずに、タッチパネルで直感的な操作が可能なタブレットのみを使ってプログラミング学習を行う教室もあります。
ビジュアルプログラミングとは、図形やブロックなどをマウス(パソコン)や手(タッチパネル)で動かしながらプログラムを作り上げていくプログラミングです。一般的なプログラミングでは、コードと呼ばれる文字や記号の組み合わせでプログラムを作っていきますがが、ビジュアルプログラミングを使うと子どもでも感性の赴くまま簡単にプログラミングをすることができます。
各プログラミング教室では下のようなビジュアルプログラミング言語を教材(ツール)として使って学んでいきます。
- Scratch(Scratch Jr)
- Viscuit
小学生がプログラミング教室で学ぶ Scratch(スクラッチ)
子どものプログラミング教室の内容でScratch(スクラッチ)を使用する教室もあります。
Scratchは世界200カ国以上の国と地域で使われているプログラミング言語です。Scratch自体は完全無料で、オンライン上やアプリで自由にプログラミングをすることが可能です。
どんな内容か気になる方は、こちらのリンク ▶︎ Scratch(スクラッチ) をクリックして覗いてみてください。もしかすると、最初は何をどうして良いのか分からないかもしれません。その点、プログラミング教室では、カリキュラムやコースに沿って先生が丁寧にサポートしてくれるので安心です。
教室によっては5歳〜7歳向けのScratch Jr(スクラッチジュニア)を教材として使っている教室もあります。
Scratch JrはScratchを元に作られた入門用のプログラミング言語で、子ども自身で対話型の物語やゲームを作成することができます。
小学生がプログラミング教室で学ぶ Viscuit(ビスケット)
Viscuit(ビスケット)はペイントツールで絵を描き、描いた絵を動かしながらプログラミングを学ぶことができるプログラミング言語です。
簡単な操作でプログラミングができるため、未就学の年長の子どもから学ぶことができます。
ビスケットはメガネという仕組みでアニメーションやゲームなどの簡単なプログラムから複雑なプログラムまで作ることができるできるようになっています。
実際に触ってみたい方はこちらのリンク ▶︎ Viskuit(ビスケット)を見てみてください。
小学生低学年 〜 小学生高学年向けプログラミング教室の内容
基礎(小学生低学年 〜 小学生高学年)がプログラミング教室で学ぶ内容について見ていきます。
- ビジュアルプログラミング
- パソコン・タブレット操作
- タイピング
ビジュアルプログラミングを学びながら、パソコンやタブレット操作も身につけられる内容になっています。
カリキュラムやコースの内容によっては、同時並行でタイピングも学ぶことができる教室もあります。
- Scratch(Scratch Jr)
- Viscuit
- マインクラフト
- QUREO(キュレオ)
教室によりますが、上でご紹介したScrachやViscuitに加えて、マインクラフトやQUREO(キュレオ)を使ってプログラミングを学ぶプログラミング教室もあります。
小学生がプログラミング教室で学ぶ マインクラフト
子ども向けプログラミング教室の内容で出てくるビジュアルプログラミング教材の1つであるマインクラフト(Minecraft)について見ていきます。
マインクラフトはマイクロソフトの子会社が開発したゲームで、子どもだけでなく大人にも人気があり、youtubeでも有名ユーチューバーがプレイ動画を上げていたりします。
そんなマインクラフトのプログラミングもビジュアルプログラミングでブロックを組み合わせながら学ぶことができます。キャラクターに動きを与えながらプログラムを作っていきます。
上にある動画の『 マインクラフトHour Of Code 』では無料でプログラミングのチュートリアルを楽しむことができます。
また有料になってはしまいますが、マインクラフトのゲームに『Code connection for Minecraft』という追加プログラムをインストールし、プログラミングを行うこともできます。
プログラミング教室で学びながら、自宅でも自主的に学べる環境を作ってみても良いかもしれません。
小学生がプログラミング教室で学ぶ QUREO(キュレオ)
小学生がプログラミング教室で学ぶQUREO(キュレオ)についても見ていきたいと思います。
QUREOはサイバーエージェントグループによって作られた独自のプログラミング教材です。
ブロックを使ったビジュアルプログラミング言語で未経験の子どもでも本格的なプログラミングをゲーム感覚で学べるように作られています。
また、PC操作やキーボードタイピングを身につけられるように設計されており、同時に300以上のオンラインレッスンが付属されているため、自宅で授業の予習や復習をすることもできるようになっています。
サイバーエージェントグループが運営する『QUREOプログラミング教室』や『Tech Kids School』で学ぶことができます。
小学生高学年 〜 中学生向けプログラミング教室の内容
応用(小学生高学年 〜 中学生)がプログラミング教室で学ぶ内容について見ていきます。
- コードプログラミング
主に小学生高学年から受講が可能な応用のステージでは、コードプログラミングやテキストプログラミングというプログラミングを学んでいきます。
大人のエンジニアやプログラマーと同じように、文字や記号を使ってプログラムを書いていきます。
ビジュアルプログラミングで培ったプログラミングの概念や基礎知識、考え方をベースにステップアップしていきます。
塾によって異なりますが、下のようなプログラミング言語(HTMLはマークアップ言語、CSSはスタイルシート言語)を使います。
- C♯
- Swift
- Python
- Javascript
- HTML
- CSS
各プログラミング言語を用いながら、ゲーム開発やホームページ制作などを行う内容になっています。
詳細は、各子ども向けプログラミング教室の内容を参考にしてください。


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